足場工事のプロが教える!建設現場における熱中症対策
こんにちは。愛知県大府市に拠点を構え、足場工事や土木工事を手掛ける株式会社鐵建です。当社は大府市を中心に刈谷市や東海市など愛知県内で20年以上の実績があります。夏場の建設現場では熱中症のリスクが高まるため、適切な対策が不可欠です。特に2025年6月からは熱中症対策が法律で義務化されることもあり、今回は足場工事のプロとして現場での効果的な熱中症対策についてご紹介します。
熱中症のリスクが高まる足場工事の特徴
高所での作業が多い
足場工事は建物の外周に足場を組み立てる作業が中心となるため、必然的に高所での作業が多くなります。高所では地上より風通しが良い場合もありますが、直射日光を受けやすく、熱がこもりやすい環境になることがあります。また、安全帯や安全ヘルメットなどの保護具を着用する必要があり、体感温度が上昇しやすいという特徴があります。
重労働である
足場材の運搬や組み立て作業は非常に体力を使う作業です。金属パイプや枠組みなどの重い資材を持ち上げたり、ハンマーでの打ち込み作業を行ったりするため、体内で熱が発生しやすく、汗をかきやすい状況になります。このような重労働は体温上昇を促進し、熱中症のリスクを高めます。
水分補給が難しい場合がある
高所での作業中は、水分補給のために頻繁に地上に降りることが難しい場合があります。特に足場の組み立て初期段階では、安全に移動できる経路が限られているため、こまめな水分補給が難しくなることがあります。また、作業に集中するあまり、喉の渇きを感じても水分補給を後回しにしてしまうケースも少なくありません。
2025年から義務化される熱中症対策について
2025年6月から、建設現場を含むすべての事業場で熱中症対策が義務化されることが決まっています。この改正は、熱中症による労働災害が増加していることを受けてのものです。特に建設業界では、屋外での作業が多く、熱中症のリスクが高いことから、対策の徹底が求められています。
義務化の概要
施行日:2025年6月1日
対象作業:暑さ指数(WBGT)28度以上または気温31度以上の環境で、連続1時間以上または1日4時間以上実施する作業
罰則:対策を怠った場合、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金
義務化される主な対策
1. 報告体制の整備:熱中症の症状がある作業者を発見した場合の連絡体制の構築
2. 重篤化防止措置:作業中止、冷却、医療機関への搬送など具体的な手順の策定
3. 周知徹底:すべての作業従事者に対して対策と手順の周知
足場工事現場での効果的な熱中症対策
暑熱順化(身体を暑さに慣らす)
急に暑い環境で作業を始めると、身体への負担が大きくなります。特に梅雨明け直後や連休明けは注意が必要です。暑熱順化のためには、高温環境下での作業を徐々に増やしていくことが効果的です。大府市や刈谷市など愛知県の夏は特に蒸し暑いため、作業開始前の準備運動と合わせて、段階的に作業時間を延ばしていくことをおすすめします。
適切な水分・塩分補給
足場工事では大量の汗をかくため、水分だけでなく塩分の補給も重要です。作業中は15〜30分ごとにコップ1杯程度(150〜200ml)の水分を摂取することが理想的です。また、0.1〜0.2%の塩分を含む飲料が効果的とされています。当社では東海市や刈谷市の現場でも、経口補水液や塩分タブレットを常備し、作業員が自由に補給できる環境を整えています。
休憩時間と休憩場所の確保
足場工事では、現場の状況に応じて適切な休憩時間と涼しい休憩場所を確保することが重要です。特に愛知県の夏場は気温が35℃を超える日も多いため、日陰や冷房の効いた休憩所を設けることをおすすめします。当社では大府市の現場でも、移動式の日よけテントや冷房付きの休憩所を設置し、作業員が十分に体を冷やせる環境づくりに努めています。
効果的な冷却方法
首筋の冷却:首の両側には太い血管があり、ここを冷やすことで効率的に体温を下げられます
脇の下の冷却:脇の下も血管が集中しており、冷却効果が高い部位です
手首・足首の冷却:血管が皮膚表面近くにあるため、冷却効果が得られやすい場所です
おすすめの冷却グッズ
冷却タオル:水で濡らすだけで冷たくなるタオルで、首に巻くと効果的です
冷却ベスト:保冷剤を入れるポケット付きのベストで、体幹を冷やします
空調服:小型ファンで空気を循環させて体温上昇を抑える作業服です
熱中症の症状と緊急時の対応
熱中症は初期症状を見逃さず、適切に対応することで重症化を防ぐことができます。足場工事のような高所作業では、熱中症による意識障害が転落事故につながる危険もあります。症状の早期発見と迅速な対応が非常に重要です。
熱中症の症状
軽度(Ⅰ度):めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらない
中度(Ⅱ度):頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
重度(Ⅲ度):意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温
緊急時の対応手順
1. 涼しい場所への移動:日陰や冷房の効いた場所に移動させる
2. 体の冷却:衣服を緩め、首筋・脇の下・足の付け根などを冷やす
3. 水分・塩分補給:意識がある場合は経口補水液などを飲ませる
4. 医療機関への搬送:症状が改善しない場合は速やかに救急車を呼ぶ
愛知県内の熱中症対応医療機関
大府市、刈谷市、東海市などの愛知県内では、夏季に熱中症患者の受け入れ体制を強化している医療機関があります。作業現場の最寄りの医療機関を事前に確認し、緊急時の搬送先として共有しておくことが重要です。また、作業現場から医療機関までの経路も把握しておくと、迅速な対応が可能になります。
まとめ:安全な足場工事のために
足場工事における熱中症対策は、作業員の安全と健康を守るために非常に重要です。特に2025年6月からは熱中症対策が義務化されることもあり、今のうちから対策を整えておくことが求められています。当社では大府市を拠点に、愛知県内の刈谷市や東海市など様々な現場で、安全で効率的な足場工事を提供しています。
熱中症対策として重要なのは、「予防」「早期発見」「適切な対応」の3つです。暑熱順化で体を慣らし、適切な水分・塩分補給を行い、定期的な休憩と体温管理を徹底することで、熱中症のリスクを大幅に減らすことができます。
また、万が一熱中症の症状が現れた場合に備えて、緊急時の対応手順を全作業員で共有し、迅速に行動できる体制を整えておくことも重要です。特に高所での足場工事では、熱中症による意識障害が転落事故につながる危険もあるため、常に作業員同士で声を掛け合い、体調の変化に気を配ることが必要です。
私たち株式会社鐵建は、安全で品質の高い足場工事を提供するとともに、作業員の健康と安全を最優先に考えた現場づくりを心がけています。熱中症対策をはじめとする安全対策についてのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。



